ap bank fes 2012 つま恋1日目【ライブ編】
ap bank fes 2012 【総論】※ネタバレなし
7月14日(土)静岡県掛川市のつま恋で行われたap bankのライブレポ【総論】
※ネタバレなし
【会場入り~開演編】の続きです
総論を。
今詳細に曲目を挙げてレポしても読める環境にある人が限られることを考慮して。
まず、めっちゃ音が綺麗、衝撃。
やっぱりヤマハだから?
野外とは思えない音響でした。
- Bnak Band
salyu、Jason Mraz、スガシカオ、平井堅を招いてのステージ。
どのアーティストも本当に良かったけど、やっぱりMraz様・・・
圧倒的というか、もう感動を超えて圧巻。
合唱とまで行かずとも、会場全体で前半1番の盛り上がりだった。
4曲ということで、少し物足りない感じでもあったけど、ツアー中に来てくれてありがとう!
ピックを唄ってる最中にも投げまくるのはなんかかっこよかった。
ってか存在からそもそもかっこよかった(笑)
コール&レスポンスは凄い気持ちよくて、本当に彼の世界に吸い込まれた。
途中MCで通訳を介してまで客席にメッセージを伝えたり、もしかしたらこの人がFOUND FOR JAPANの意味をくみ取った、そんな想いで臨んでくれたのかもしれない。
グラミー賞にも輝いた彼をこの目で観ることができたことを幸せに思った。
あと、平井堅×小林武史の組み合わせは史上最強の世界観だった。
あの声に、感情的に炸裂する小林さんのピアノが作り上げる非創感と迫力、言葉にならない(笑)
たぶん小林さんは平井堅のサポートしたら今以上に輝くと思う(本気)
Bank Bandが最後に演奏した楽曲も今回の3か所開催に相応しい選曲で、良かった。
良かったっていうのは、家に帰って、you tubeで聴いて歌詞とかしっかり分かっての感想。
少し古い曲だから、僕の世代では多分分からない・・・
これだけは予習して行った方が楽しめるとも思う。
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Bank Band が終了
最後に櫻井さんか桜井さんかどっちか分からない顔で
「次、すっげえええバンド出るから」
と言い残して去る。
ついに・・・・スピッツ・・・・・
しかし、1時間の休憩。
「1時間もいらないよおおおお早くスピッツ出してええええええ」
というのが正直なところ。
でも、1時間必要だった。
なぜならスピッツはワンマンと同じボリュームのクルーを引き連れてセッティングを始めたから。
音の調整も本当に丁寧に。
挙句の果てに内藤さんが写真を撮り始める始末(笑)
坂口さんもステージの脇にいる(笑)
さっきまでapにスピッツがくるということに震えたいたのに、
今日までapにスピッツが来ること自体に感動していたのに、
この時には、そんなことは結構どうでも良くなってた。
ふと後ろに目をやるとちょこちょこだけどスピッツファンもいて安心。
ゴースカグッズの人もいれば、新木場サンセット2010のヘビメタTシャツに人、ロックロックのフード付きタオルの人まで。
なんか安心したし
いつものように「スピッツのライブを早くみたい」という一心に替わった。
唯一の懸念事項としては周りの盛り上がりがあった。
最強にアウェーな状況でどうなるんだろうと。
でもその不安も吹き飛ぶ休憩時間だった。
「次はあのスピッツだよ・・・」という静かなながらたしかな会場の盛り上がり。
近くにいた人(ミスチルファン)たちは僕たちがスピッツのファンであることがすぐ分かったようで、随分話しかけてくれた。
「スピッツ観れるなんて凄い」
「何演奏してくれんだろう」
「スピッツのライブってモッシュとかあるらしいけど、そんなイメージないです。楽しみ」
『ロビンソン演奏しますかね?』
「いや~ロビンソンはもしかしたら出し惜しみするかもしれません。」
「でも、チェリーと空も飛べるはずは十分やる予定ありますよ!」
『そうなんですか!スピッツとミスチルが一緒にライブするなんて2006年振りじゃないですか。本当に貴重な瞬間を目の当たりに出来て嬉しいです。』
「僕もこの時を6年間待ち続けてましたああああ」
凄く嬉しかったと同時に、期待がどんどん膨らんだ。
***
下手したらここ最近では1番楽しかったかもしれない。
夏フェスセトリとしても、2011年と肩を張って2強くらい(俺の尺度で)。
あと、どうでもいいけど、音作り神だった(やっぱりどうでもある)。
前から4列目の田村サイドなのに、十分に爆発できるスペースがあったってのもapならでは?
謎の使命感に駆られ、いつも以上にいっぱい腕挙げたり振ったりした!
周りの人も楽しそうで良かった。
田村はいつも以上に弾けてくれて、凄い煽り方。
ペットボトルの水を頭に被って、ドラムセットへ猛進する勇姿をこの目に焼き付けました。
思わず大きな声で「田村!!!!」と叫んだ気がする。
ファンの期待に応える半面、初めてスピッツ観る人も見捨てない。
絶妙な曲目だけに本当に会場全体で盛り上がった。
本当にスピッツ良かった・・・。
ライブに足を運び始めて8年目にして追いかけ続けてスピッツにひとつゴールを感じた
1曲目から本当に釘づけだった。
そして70分枠があっという間に感じたのは嬉しい悲しみ。
何より「スピッツがapにライブをしにきた」というスペシャル感が凄まじかった。
そのスペシャル感を抱擁する雰囲気が会場にはあった。
全12曲のステージ(ミスチルより多い)。
1回目のマサムネのMCもいつも通りの感じだったけど、嬉しかった。
「こんにちは!スピッツです。このフェスはテレビとかでみたりしてて、出たいなって思ってたので今日は呼んで頂き本当にありがとうございます!」
凄い歓声だった。スピッツのエネルギーを感じた。
スピッツってファンじゃない人から、こんなに愛され(て)るんだと嬉しかった。
マサムネも凄い良い表情していて。
全曲終了後、いつものように去ろうとするんだけど、マイクスタンドにピックが残ってることに気付き、それを全て客席に(しかもかなり遠くの方)投げてた。
本当ありがとう。
***
スピッツからのミスチル、めっちゃ豪華(笑)
1曲目から本気のステージだった。
圧倒的な迫力で思わずポカーンになってしまった。
今日の桜井さんは音響に凄い神経質な感じで、ステージサイドに合図を送っていた。
あれは初めてだった。
2曲目以降もいつも通りに進めてくれて。
でもいつも以上に桜井さんの目が本気というか、それを感じた。
明らかに違うスタンスで、想いでステージに立っているようにしか見えなった。
(スピッツとの対バンだから補正かかった?)
いやいやそんなことはなかった!
あと、田原様がすっごい汗かいてて密かに胸がアツくなった。笑
桜井さんはステージを隈なく走り回る走り回る。
客席から見て上手→下手のパターンだった、毎回←
途中、桜井さんがマイクスタンドをブッ倒したのにはビックリした、伝えたいものを感じた。
なかなか渋い曲を、やってくれるよね。
相変わらず初聴きの曲が多いのにも感心。
セトリの組み方のか、ファンの事を考えてるんだろうね。
また次いったらまだ聴いたことない曲やってくれるかと思うと、楽しみ。
全10曲のステージはあまりにも一瞬の出来事で、最後の曲がアレだったのも相まって逆に名残惜しい。
この日の音がもったいないから未だイヤホンでプレイリスト作るも聴けず。
夢の対バン終了!
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- encore
Mr.Children×草野マサムネ(スピッツ)× JASON MRAZ ×平井堅× salyu ×スガシカオ
ごめんなさい。
マサムネとMRAZ、とぎどき和寿しか視界にも耳にも、どうやっても入ってこなかった。
こんな日が来るなんて、現実が妄想を凌駕する時が来るなんて、と本当に感動した。
MRAZ、日本語めっちゃ流暢だし唄えてるし、マサムネの歌声と和寿の声が一緒に聴こえるし。
本当に夢かと思う光景だった。
桜井さんが「スピッツから、草野マサムネ君!!!!!!!」
と紹介する姿が本当に清々しいという、誇らしそうというか。
こっちまで嬉しい気持ちになった。
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- 終演
お疲れ様でした。
あの天気予報で雨も降らないというつま恋マジックに驚くけど、それはどうでもよくて、耳には今日吸収した音がいっぱい残ってて幸せな気持ちだった。
フードコートではいつも以上に暴れてくれた田村に敬意を表してキーマカレーを。
朝はあんなに食欲なかったのにそれが嘘みたい。
オーガニックビールもいただいました、うまい。
ライブはもちろん、いろいろ話したり見たり感じることのできた貴重な1日となりました。
音楽史に残る歴史的ステージに立ち会うことが出来たことを
もはや誇りに感じる(何事w)
スピッツに関しては
ロッキン~ハイグラと野外フェス
東京→福島→仙台→大阪とイベントが
ミスチル・ap bankについては
淡路→風の草原と
続きますが、どのステージも素晴らしいものでありますように。
福島(ロックのほそ道)
仙台(ロックのほそ道)
風の草原(ap bank fes)
行きます。
最後に、
「環境問題」という言葉の持つ意味合いがより増し、リアルな問題になる一方、
不景気で「環境ブーム」が衰退している今
スピッツがこのフェスに出てくれたことに、すごい大きな想いがあると思いました。
このタイミングで出たことに一石を投じる肝があったんじゃないかな。
2006年くらいのお祭り騒ぎ時代のap bank fesに来るのとでは訳が違う。