BUMPを観に行き込み上げた諸々

(※ライブレポではありません)

人生はとても呆気ないものだと感じた。
社会人になってから特にそうなのかもしれない。

「時の流れに抗うことはできない。」
これを素直に受け入れなくてはいけないと、当たり前だけど痛感。

だからこそ、時間より価値の高いものはこの世に存在しないんだと再認識している。

それをBUMPを観て、より強く思った。

入社してまだ1ヶ月と少し。
肉体と精神を落ち着かせるために自然と生活を安定させるように日々のスケジュールを固定化していることに気付く。
いま置かれている環境でベターと思われる過ごし方が確立されたように思う。

通勤。5:55起床。洗顔など済まして適当にトーストとヨーグルトなどを口に頬張る。健康に留意してピルクスも必ず飲む。前日の残り物で野菜が取れたら幸せ。
スーツに着替える。軽装での執行実施のためノーネクタイ。数分の時間短縮が可能。朝の1分は貴重だ。

6:50に家を出る。7:06の電車に乗る。1本遅れて7:16分の電車でも大丈夫。
満員電車に葬られる。80分の闘い。
棚網にカバンを置くことができれば文句なし。スマホで日経電子版をチェックすることができる。
たまに奇跡が起きて20分程度座ることができる。

8:10〜8:20の間にオフィスイン、自席に着席。
1日のスケジュールを確認。
業界専門誌や各種新聞などを読み漁る。コーヒーも飲む。
必要だと感じた記事に関しては切り抜きを実施、回覧の手配をする。

9:00始業。鐘など鳴らないので何と無く始まる。途中お昼休憩を挟み17:15まで勤務する。終業時間も鐘など鳴らないので何と無く終わる。
私はまだ仕事が立て込むような存在でないので定時が過ぎたら身の回りの整理を済ませて家路に着く。

17:37の電車に乗るのが最近の傾向。
それより前の電車に乗っても乗り換えの関係で帰宅時間が変わらないことが判定したからだ。
18:45に最寄り駅に到着する。帰りはほとんどの確率で着席できる。
基本的に壊れかけのiPhoneで音楽を聴いて過ごす。主に次にライブ予定のあるバンドのアルバム。日経電子版で夕刊もざっくりとチェック。その他、Amazonで必要な消耗品の購入を済ませたり、贔屓にしているアーティストの動向をブックマークしている公式ホームページを閲覧などする。
念のため文庫本もカバンに忍ばせてるので読書も2日に1回くらいする。詩集や短編集などライトな作品を購入。一月に1冊程度の悲惨さ。

19:00ごろ帰宅。ほとんどの確率で夕ご飯は準備がある。まだ実家暮らし。ゆとり。夕ご飯の後は週に1回は運動するように心掛ける。運動といっても1時間も行わない。最近は縄跳び。ランニングは最近つまらない。運動を終えると入念にストレッチ。実はこちらがメイン。身体をほぐさないといけないと身体が訴えている気がしてならない。

入浴。洗濯されたワイシャツにアイロンをかける。ついでにハンカチのシワも伸ばす。

22:30〜23:30消灯。
職場で飲み会があると帰宅が22:00以降になるので消灯時間は23:30〜24:30になる。特に日付を超えた時は仕事のパフォーマンスが著しく損なわれる。翌日に配慮して飲み会のあった日はウコンの力ヘパリーゼを摂取。ある程度の効果がある。
飲み会は、美味しいものがいただけるし職場の方との懇親は積極的に行いたいし有意義。ただ、家が遠いと露骨に翌日に響く。

こういった通り、恐ろしく単調な毎日が襲いかかってくる。
安定を求めた自分自身が仕掛けたことだ。

時間は無情に過ぎて行く。
金曜の夜になればハッピーな気持ちになり、日曜日の夜は少しシリアスな気持ちになる。別に取り立てて仕事が嫌いなわけではないが、そういうものだ。
一番怖いのが、単調に過ぎて行く平日の就業中に安らぎを少し感じている自分自身が心の置く片隅にいることだ。
仕事中は、いまブログに起こしているような捉えようのない空虚感に浸ることはない。
ただ、そこに逃げ込むと本当に時間に呑まれて流されていくんだと痛感している。

本当に呆気ない人生でしょ?
ただ、土日は予定を入れる。
時間はムダにできない。

趣味は美味しいものを食べるかライブに足を運ぶことくらいしかない。
会いたい人には会う。
人妻だろとうが何だろうが、会いたい人には会えるうちに会おう、そう思うようになった。
逆に会いたくない人には会わない。
人の断捨離と言ったら語弊があるが、会って自分を上手く出せない、シンドイ人とは距離を取る。
そういうのは大学生活で十分場数を踏んだように思う。
もちろん、参加するべき集まりで接する時には躊躇しない。

ただ、当たり前だけど会いたい人に全員会えるわけではない。
そのことはとても寂しい。
私はたまたま転勤のない会社だが、友人の中には平日休みだったり、地方に飛ばされた者も大勢いる。
物理的に会えない。

まだ1ヶ月少しの社会人生活だけれども、そのやり切れなさをヒシヒシと感じている。

TwitterFacebookでコメントするのと、
リアルで会って顔の表情を確かめ合って共通の趣味について話したり美味しい食事やコーヒーやお酒を共にしたりするのとでは、重みが違う。とりわけ対面するなら別に安い居酒屋でもマックのシェイク片手でも構わない。

これはなかなか解決策が見当たらない。

ただ、意識しないとどんどん疎遠になってしまう。
それだけは確かだ。
何とかしなくちゃと思った。
もちろん、僕にだって守るべき生活があって、出来ることは有限だ。
それでも試行錯誤はするべきだと思った。

限られた時間、意識するとしないとでは濃さに差が出るんだろう。

たかが呆気ない人生だけど、本当にそう決めつけて何と無く生きて行くと自分の手から色々と零れ落ちていって何にも残らなくなるんだと思う。


そんなことを諸々
思い巡らせたBUMPのライブでした。

とてもネガティブなブログだけど心の中は整理できて少しポジティブです。