【ネタバレあり】SPITZ 30th ANNIVERSARY TOUR “THIRTY30FIFTY50” に行った
8/12(土) さぬき市野外音楽広場テアトロン
8/19(土) 日本武道館
8/23(水) 横浜アリーナ
8/24(木) 横浜アリーナ
と狂ったように4公演に足を運んだ。
8月の開催、愛のある日程、これは呼ばれてるしかないと思ったのでした。
初めての人も、いつもの人も、みんなを取り込む、スピッツとしては革命的なアリーナツアーの名にふさわしいライブだった。
2017.08.12(土)
SPITZ 30th ANNIVERSARY TOUR “THIRTY30FIFTY50”
さぬき市野外音楽広場テアトロン(香川県)
- 醒めない
- 8823
- 涙がキラリ☆
- ヒバリのこころ
- ヘビーメロウ
- 冷たい頬(8/24横アリ スカーレット)
- 君が思い出になる前に
- チェリー
- さらさら (8/19武道館 スターゲイザー)
- 惑星のかけら
- メモリーズ・カスタム
- 波のり(8/23横アリ エスカルゴ)
- ロビンソン
- 猫になりたい
- 楓
- 夜を駆ける
- 夢追い虫(8/23横アリ 日なたの窓に憧れて)
- 正夢
- 運命の人
- 恋する凡人
- けもの道
- 俺のすべて
- 1987→
アンコール
テアトロンは貴重な野外単独公演。
他公演と演出も異なり、そこの違いも楽しめた。
具体的に言うと、花吹雪も舞わないし、映像スクリーンもなし。
その代わりに、一面に広がる自然が素晴らしかった。
あの日、あの空間はスピッツだけの存在していて
あの瞬間に立ちあえて本当に良かったなとしみじみ感じる。
開場した瞬間から、あー今日は素晴らしい日になるって思ったし、スタッフも遂にここまできたぜ~!という良い意味の達成感が漂っていて、あんな空間もう一生ないんじゃないかってくらいスピッツだけの非日常だった。
何も遮るものなく広がる空とずっと広がる海。
テアトロン2日目のお客さんは皆さま用意周到
前日の情報をキャッチして早め早めの行動だったのか開演時間にはほぼ全員が着席状態でした。
前説を経て、メンバー登場。
テツヤのギターがゴールドトップであることを認識、すでに満足。
♪醒めない
♪8823
♪涙がキラリ☆
最新アルバムの1曲目を配置してくるのかっこいいね。
そのまま 8823と続く流れはツアー2010的で良かった。
個人的には、8823はラストより前半配置の方がしっくりくるかも。
ap bankと同じ(基準がap笑)そのまま♪涙がキラリって流れは何回目でも飽きないですね。
ヒバリのこころって絶妙な演奏率だよね。毎回、やった!ってなる。
デビュー曲を変わらず演奏できるバンドは健全です。
♪冷たい頬(スカーレット)
♪君が思い出になる前に
このゾーンで、今回のツアーはシングル祭りになるんだなって思った。
このことは大歓迎だったし、そもそもスピッツのライブってシングル演奏少な目だからうれしかった。
冷たい頬のバックは とげまるツアーのような黄色をベースにした街の描写でした。
ついでに、横アリで遭遇したスカーレットはずっと聴きたいと思っていた曲だから静かにガッツポーズ。
♪チェリー
♪さらさら(スターゲイザー)
ここ最近は一周回ってライブで聴くチェリーがとても楽しい。全く飽きない。
クージーのサポートワーク、Cメロはアルバムverを踏襲していたけど、大サビはまた異なったプレイだったように記憶している。真相は映像作品で確認を。
さらさらは、もう演奏されない曲だと勝手に思っていたから驚いた。アルバム小さな生き物の中でも圧倒的な存在感。白の証明で突き刺すテアトロンの証明美術は本当に素晴らしかった。アリーナ公演のモニターも世界観をよく表現していたと思う。
スターゲイザーとの日替わり。参加した公演でかなり印象が変わりそう。
♪惑星のかけら
♪メモリーズ・カスタム
♪波のり(8/23横アリ エスカルゴ)
このゾーンは楽しい・ワクワクの結晶でした。
ドラムからピックスクラッチで盛大に始まる惑星のかけら。10年以上演奏される日を待っていたのだよ。ツインギターも見事に決まっていたね。そう、このゾーンはギターソロがキレッキレ。
今回のメモカスの何が楽しいかって、あのイントロがあったことです。え、もしかして、カスタムしないの?と。でも、そこは安定のカスタムで、だよねー!っていう一連の掌で転がされている感じが好き(笑)
そんなこんなでいると、聞き覚えのあるイントロが。え、波のり。100点です。
横アリだけ、エスカルゴだった。これはこれで、楽しい。全力で空気を殴る。
♪ロビンソン
♪猫になりたい
♪楓
本日の3大名曲 2曲目はロビンソン。さざなみカスタムと比較するとギターの音が大きくなったのかもなど思いました。真相は映像作品で。
人気なのか、不人気なのか、もはや分からなくなった猫になりたい(笑)楽観も悲観もなく、今のバンドで演奏すると、力強くて良いね。
楓は、醒めないツアーでもやったから外れるかと思いきや、今回も演奏。テアトロンと武道館だったかな?イントロで大きな拍手が流れたのは印象的だった。
この3曲あたりでテアトロンは日が沈む時間帯に。
ツアーだからそこまで狙ってないと思うんだけど、演奏曲とロケーションが抜群だったよ。永遠に心に刻むんだ.....
♪夜を駆ける
テアトロンでは、完全に日の沈んだロケーション。真っ暗の中に照明が突き刺すのがかっこよかった。
横アリ2日目の田村がアウトロで原曲を全く無視したフレーズを弾き始めて、鳥肌がたった。あれは何だったんだ、かっこよかったよ。
結論、かっこよかった。
夢追い虫 or 日なたの窓に憧れて という究極の2択。
ここも、どっちの公演にいったかで、印象が変わるような。
"ライブハウス武道館"の夢追い虫はロックで良かったし、テアトロンの夢追い虫は横浜サンセットを思い出したよ。
一方、横アリの日なた~は、グイグイ盛り上がっていくような感じ。正夢との繋ぎが最高だった。
正夢は大好きな曲だから、また聴けて感激です。
ところで、紙吹雪の演出は意見が分かれそう(笑)
テアトロンでは照明1本勝負だけだった正夢。武道館でモニターに何かが落ちる映像が流れて、さらに紙吹雪の落ちる。武道館では前から5列目で、目の前に集中しすぎて、味方によっては笑る要素を拾えなかったでも、横アリで遠くから見たら、たしかにシュールに感じこともあるかもしれないと理解。
正夢はPVでもスーパーボールが落ちるんだよね。何かが上から落ちるというアプローチが一貫していて、正夢狂としては感激のポイントだった。
♪運命の人
♪恋する凡人
安定のap bnakと同じ流れ(基準がap)。運命の人の映像はどうしたものかと思ったけど、晴れて望み通り投げたボールが向こう岸に届いたイメージをアウトプットしているものだと勝手に解釈しています。(運命の人狂)
♪けもの道
♪俺のすべて
♪1987→
このゾーンは楽しくて、泣けて、楽しかった。
まず、けもの道、俺のすべてという古典的な流れ。
俺のすべてでスタッフ総出で盛り上がったのが楽しかった。(横アリは不明)
特に、自分の中でツアー初日だったテアトロンが印象深い。
とにかく田村が自由だった。テアトロンではベースを捨てて、客席まで乱入、ステージでひたすら空気を殴る。日本武道館では、暴れるスペースがないためか、久しぶりにベースの弦を3本ちぎる。間近で見るのは初めてだったから、かなり興奮した。
そのまま始まったドラムソロ100点
1987→、ちゃんと演奏してくれた喜びもつかの間、一瞬も目を逃せないステージにひたすら空気を殴って釘づけに。ライブの定番になってほしい。
あっという間に本編終了。
♪恋のうた(8/19武道館 SJ 8/23横アリ ハチの針 8/24横アリ 歌ウサギ)
スピッツのアンコールはギャンブル。
テアトロンでは夕焼け兄弟を狙ってか、恋のうた。
武道館ではSJ、これめっちゃ良かった。
横アリ1日目は、ハチの針。1番盛り上がったかも?
拍手を煽るスタッフを完全に無視して空気を殴る1万人。
横アリ2日目は、歌ウサギ。これを固定にしないスピッツは兎じゃなくて鬼だよ(笑)
♪君は太陽(8/19武道館 君は太陽 8/23横アリ 恋のうた 8/24横アリ スパイダー)
君は太陽、正直忘れてたけど、とても良い曲だった。
ツアー2010で初披露された時からワイパー定着したね。
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さて、今回のツアー、"前説"が新鮮でした。
あのようなことは後にも先にもきっとないでしょう。
中でも、テアトロンで担当したデューク高松の社長が素敵だった。
しっかり自分の言葉で、間を取って、話をしていた。
初・四国だったんだけど、ちょっと泣けてきちゃった。
関東公演はヴィンテージロックの若林さん。
武道館の"ライブハウス武道館"へようこそって煽りは盛り上がったな。
自らも横浜市民であることを告白してからの、横アリ1日目の煽りも横浜市民的にはかなりポイント高い。
というわけで、終焉したマイ30/50
とりあえず、ロックのほそ道へ4年振りに行くことを目指すし楽しみ。
来年はゴースカにはまだ早そうだし、夏フェスかな?
フジロックやライジングにも対応できるあらゆる準備をしても良いかもしれない(笑)